宮坂力桐蔭横浜大学特任教授が注目されています。
ペロブスカイトが太陽電池に応用できることを発見したということの功績が認められて、
ノーベル化学賞を受賞するのでは?
とノーベル化学賞受賞の有力候補の一人として宮坂力(みやさかつとむ)さんの名前があがっているそうです。
宮坂力って誰?
どんな人なの?
どんな功績があるの??
ペレブスカイトってなに??
つか、化学が嫌いだったってホント??
などなど。
興味があることがいっぱいありますね!!
さっそく宮坂力教授やペロブスカイトについていろいろ調べていきましょう!!
宮坂力特任教授の経歴や功績は??
宮坂力桐蔭横浜大学特任教授についての経歴をチェックしていきます。
年齢は報道のあった2017年9月21日現在で64歳ということです。
1976年 早稲田大学理工学部応用化学科卒業
1978年 東京大学大学院工学系研究科工業化学修士課程修了1980年~1981年 カナダ・ケベック大学大学院生物物理学科客員研究員
1981年 東京大学大学院工学系研究科合成化学博士課程修了
1981年 富士写真フイルム(株)入社,足柄研究所主任研究員を経て2001年より現在桐蔭横浜大学・大学院工学研究科教授
この間 2004年~2009年 ペクセル・テクノロジーズ(株)代表取締役(兼務)
2005年~2010年 東京大学大学院総合文化研究科客員教授(兼務)
2006年~2010年 桐蔭横浜大学 大学院工学研究科長
2010年~2013年 桐蔭横浜大学研究推進部長(兼任)
出典:アドコムメディア
高校はトップの成績で入学したということですが、本当は建築が志望だったそうです。
お父さんが建築会社勤務だったということで、その影響もあるのかもしれません。
ですが、建築ならデザインや意匠にかかわる分野がいいという父親の教えと、
実際に目の前に開かれていた方向にギャップがあったため、
宮坂力さんは思い切って方向転換をしようと考えたんだそうです。
就職のことも考えて、不本意でも大学合格できる不人気の分野で、どうせならつぶしのきく分野に進もう!
ということで化学への道を選ばれたそうです。
化学が嫌いだったわけではないようですが、
特に興味もなかったっていうことですね。
ふつうに就職するつもりだったのに、
東京大学の大学院の工学研究科でそれまでと全く違った研究をしているのを知って、
初めて研究が楽しくなったといいます。
そこで研究されていたのは、
酸化チタンに光を当てて水を分解してクリーンエネルギーの水素を発生させるという研究だったそうです。
今でこそTOYOTAのMIRAIに代表されるような水素自動車も市販されるようになってきましたが、
かつては未来につながる先進的な研究だったんだと思います。
東大大学院の工学研究科で研究に目覚めた宮坂力教授は、
次々と研究の成果を出し始めます。
これまでのの研究歴は?
1979~1981年:光合成をモデルとする電気化学光エネルギー変換の研究
1981~1986年:ハロゲン化銀単分散粒子の形成と高感度写真感材の色素増感に関する研究
1988~1998年:感光性蛋白質バクテリオロドプシンを用いる人口網膜素子の研究
1995~1998年:高容量Li吸蔵材料(酸化スズ系)を用いるリチウムイオン二次電池用の開発
出典:日経BPサイト
そして宮坂力教授は2009年についにペロブスカイト太陽電池を発見しました。
ペロブスカイトって何?どういう役に立つの??
ペロブスカイトというのは特殊な結晶の構造をした物質のことだそうです。
このペロブスカイトを金属板に塗ると太陽電池になるんだそうです。
従来の太陽電池と違って、写真のフィルムの技術を応用しているので、
限りなく薄く、しかも従来の太陽電池と比べ物にならないほど低価格で作ることができるそうです。
フィルムの技術というのはその経験が生んだんでしょう。
もう少し調べておきますが、
ご興味ある方は、宮坂力教授の本に詳しく書かれていますので、ぜひ!
新コンセプト太陽電池と製造プロセス普及版 (エレクトロニクスシリーズ) [ 宮坂力 ] |
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新コンセプト太陽電池と製造プロセス (エレクトロニクスシリ-ズ) [ 宮坂力 ] |
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難しそうですね。
一応調べて、わからないなりに
シロウト目線でのやさしい解説を書いてみました。
かれとぴ編集後記
ペロブスカイトっていう単語を見たとき、頭に浮かんだのは、
ペレストロイカ、ペスカトーレ・・・
何やら難しげな研究のようではありますが、
実際に応用されるとすると、ホントに私たちの身近なところに存在する技術だと思います。
宮坂力教授がノーベル化学賞に選ばれることをお祈りしております。
ご意見、ご感想がございましたらコメントをお願いいたします。
最後までお読みいただきまことにありがとうございます。
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