ミクロの世界では恐ろしいことが起きているというお話。
体長2.5㎜~6.0㎜と1円玉より全然小さいくせに日本を恐怖に陥れているヒアリですが、
そのヒアリの天敵にゾンビバエと呼ばれる恐ろしいハエがいることをご存知でしょうか?
今回はこのゾンビバエとはどんな生き物か?
そもそもゾンビバエって日本にもいるの??
ゾンビバエって人間に害はないの???
っていう素朴な疑問をいろいろ調べてみました。
ちょっと気持ち悪いケド、気になっちゃうよなぁ・・・ゾンビバエ・・・
そもそもゾンビバエって何?なぜヒアリの天敵なの?
まずはゾンビバエってどんなものか?っていうことから調べてみましょう。
もちろんゾンビバエは通称です。
ゾンビバエは正式にはアポセファルス・ボレアリス(Apocephalus borealis)という名前のハエです。
姿は小さい写真で紹介しておきます。
※大きい写真を見たい方は画像をクリックしてください。
なぜゾンビバエと言われているかが気になるところですが、
ちょっとグロいのでできるだけかわいくお話してみます。
ゾンビバエさんの赤ちゃんはハチさんたちのお腹の中で栄養をいっぱいもらいながら、
ちょっとずつハチさんたちの体の中を移動して、ハチさんたちの頭を目指しま~す!!
その時ハチさんたちはどうもちょっと様子がおかしくなって、変な動きをするみたい。
最後にはゾンビバエさんの赤ちゃんたちはハチさんの頭の中の栄養をたっぷりもらって大人になるんです。
ゾンビバエさんが大人になる頃にはハチさんの頭はポロッ!と体からもげちゃうんだって~!!
そしてその頭の部分からまた、たっくさんのゾンビバエちゃんが飛び立つんだよ!
それでも、なんとか読み進めてくれてるんですね。
ありがとうございます。
まぁ、そんな感じでハチに寄生するゾンビバエなんですが、
これが何とヒアリにも寄生して、“あたまポロリン計画”を実行してくれるらしいんですよ!
実際ヒアリの侵入を防ぐのに失敗してしまっていたアメリカでは、
ヒアリ対策でこのゾンビバエを活用しているそうです!
と気になってきたんで続けて調べていきます
ゾンビバエって人間に害はないの?
ゾンビバエ = アポセファルスボレアリスは人間には寄生しないのでしょうか??
人に寄生して、知らないうちに人の首がポロリン!なんてそれこそホラーじゃないですか!!
って、調べてみたら、やっぱり人間に寄生することはないみたいですね。
どうやらゾンビバエはハチが出すフェロモンに寄っていくようです。
ま。
今のところ、症例の報告がないっていうだけですから、今後もないとはいい切れませんけど・・・
ゾンビバエは日本にもいるの?
さて。
ゾンビバエが日本にいるのかどうかも気になるところです。
ゾンビバエ = アポセファルスボレアリスの生息地域は主に北アメリカの海岸沿いや湖の近くです。
一部南米でも報告があるようですが、例外的なケースのようですね。
なので、現段階では日本には生息していないと言っていいようです。
いなかったらいなかったで、ヒアリが怖いし、
いたらいたで、生態系が壊れてハチが減ってしまうのもどうかと思うし、
ちょっと複雑な気持ちですね。
ただ、生息域が大きく拡大することはないようですから、
もしもヒアリの本格上陸が濃厚になった場合には、ヒアリ対策として有効だと思います。
かれとぴ編集後記
ヒアリの本格上陸ともなれば、実にシャレにならない事態ですが、
ファイヤーアント VS. ゾンビバエ
なんて、ひと昔、いや、ふた昔前の恐怖映画のタイトルのようです。
それにしても、ミクロの世界ってまだまだ知られていないスゴイことがあるんですね。
ミクロという言葉から連想するのは
ミクロイドS(故・手塚治虫先生)ですか?
ミクロマンですか?
それともミクロキッズ??
私は、ミクロマンとミクロイドsです。
いやぁ。年がバレますね。
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最後までお読みいただきまことにありがとうございます。
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